美しい自然を守るために。
いつもブログを読んで頂いて有り難うございます。
泉佐野市の糖尿病内科「しまだ健やかクリニック」院長の島田です。
最初に4月22、23日の内覧会、5月8日開院からご来院いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。
開院最初のブログに敢えて医療と少し異なるテーマを取り上げさせて頂きます。
当院では糖尿病で自己注射あるいは血糖自己測定をされる患者様を多く診療させて頂いております。
自己注射用の針や血糖測定用のセンサーや針等をサービスでプラスチック製レジ袋に入れてお渡しさせて頂いております。
またご自宅で使用された自己注射用の針や血糖自己測定用の針はペットボトルへ入れて医療機関へ持参して頂き廃棄していることが一般的です。
(泉佐野市では注射針を可燃ごみや資源ごみで出すことは禁じられています。)
当院でも患者様がご持参された針を回収し処理業者に排出しております。
開院し1週間で気づきましたのが、レジ袋の消費量とペットボトルの蓄積量の多さです。
今まで病院勤務でそういった点にまで気を配ることがなかったのですが、その多さにビックリしてしまいました。
私は小学生の頃から海釣りを趣味にしていますが、ホームグラウンドである大阪湾の魚が年々減っていることを釣果(私の腕のせいもあるかもしれません)で実感しております。
近年海洋プラスチックごみが問題として取り上げられ、日本政府は海のプラスチックごみを減らす取り組みをしています。
(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201905/1.html)
私たちの身近な美しい自然を守るために当院もささやかながらプラスチック製ごみ削減の取り組みをしていくことに決めました。
まず皆さまがすでに日々の買い物で実践されておられるように、エコバッグの持参を促進し、6月からはレジ袋の有料化をさせて頂きます。
レジ袋の料金はほとんど原価なのですが、自然保護の面からどうぞエコバッグをご持参下さいますようお願い致します。
次にご自宅で使用された自己注射用の針や血糖自己測定用の針は100円ショップなどで売っております間口の広い底の安定した容器をご用意頂き、そこに廃棄をお願い致します。
例えばこのようにアルミ蓋PET容器は軽く丈夫で使いやすいです。
蓋はねじって閉めるタイプの物が勝手に外れず安全です。
ペン型注入器用の針は必ず針ケースを使用して針を注入器から取り外して下さい。
針は容器目一杯まで入れず、8分目程度までとし、しっかり蓋を閉めて持参下さい。
さらに袋に入れて持参頂きますと万が一蓋が外れていても散らばらずに済みます。
当院へ持参頂き、容器の中の針を当院で回収し容器は返却させて頂きますので再利用ください。
何度か使用頂き、交換時期が来ましたら自主的に交換ください。
あるいは看護師からお声掛けさせて頂きます。
私が研修医の頃はコーヒーのガラス容器や味付け海苔のガラス瓶が一般的で「重い、重い。」と患者様が抱えて持参されていたことを思い出します。
その後軽くて丈夫なPETボトルに切り替えが進みましたが、最近では柔らかい素材のPETボトルが増え、針が貫通しないよう固い素材のものを選んで頂く必要があります。
飲み物用のPETボトルの利点は口が狭く、一度入れた針が転倒しても出にくいところですが、今回は悩んだ末安定性の優れた形状で間口の広い容器を購入頂くことに決めました。
美しい自然を守り、未来へ残していき、その恵みを皆さまが享受できますよう当院の取り組みへのご理解ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。